苦痛すぎる！家の購入を後悔し引越したいあなたへ。我が家が3か月で売却したときに手放したあるもの

「なんでこんな家を買ってしまったんだろう？」「もう苦痛すぎる！家を売却して引越ししたい！」

毎日、毎日、なんでこんなに騒音がひどい家を買ってしまったのかと、悶々と悩みながら過ごした日々がありました。

あまりにも苦痛すぎて夫はうつ病を発症。働けなくなった夫を支えるために、我が家はたったの3か月で新築一戸建てを売却しました。

>> 新築一戸建て購入後すぐに売りたい！どうすればいい？たった3ヶ月で売却した我が家が取った行動

マイホームを手に入れてこれから幸せな家庭が築けると思っていただけに、短期間で地のどん底に落ちたことは、本当に苦痛で仕方がなかったです。

売却時に我が家は査定がマイナスとなり、300万円の借金を背負いました。

その時に「あるもの」を売却したおかげで、借金を完済できたのです。

「もうこんな家に住めない！」「売却して引越しをしたい！」と思っているあなたに、我が家が借金を完済して売却した体験談をお話したいと思います。

家の売却時にお金が足りない！

地元の不動産屋でも「新築なんて売却は無理！」と投げ出され、わらにもすがる思いで、不動産の売却では全国でNo.1である「三井のリハウス」にお願いしました。

「絶対売れない！」と言われていた我が家ですが、女性の営業担当の方に、雨の日も雪降る日もオープンハウスを熱心にしてくださり、何とか売却ができたのです。

新築がいっぱい建つ分譲地内、しかもまだ新築が売れ残っている状態で売れたのは、やはり販売額を新築価格より思いっきり下げたからに他なりません。

それでも、ノイローゼになるような家に住み続けて病んでしまうよりは、お金を失ってでも売却できたことに本当に安堵していたのです。

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親から借金をした

新築一戸建て購入時に、貯金を使い切ってしまった我が家は、なぜ300万円のお金を用意できたのか？

それは、親からお金を借りたからです。

「人生、最大のお願いです。ここでお金を貸してください。絶対に返します」と、頭を下げてお金を借りにいきました。

家の購入に関して、親に一切相談せず買ったのに、購入に失敗したからお金を貸してくれとは、なんとも虫のいい話ですよね。なんて親不孝の子だろうと、その時は自分を責め続けました。

家を無事に売却後、私の実家に夫婦で転がり込みました。

夫がうつ病を患い働けない中、「何とか人生を建て直さなきゃ！」「親にお金を返済しなきゃ！」と、一念発起し、私はがむしゃらに働くことに決めたのです。

借金返済のために必死に働くが

300万円の借金返済のために、私は朝から晩まで必死で働きました。派遣社員なので時給制でしたが、月に30万円近くまで稼いでいたこともありました。

それでも生活費などを除くと、借金返済に回せるお金はたったの5万円ほど。これではいつまで経ってもお金を返済できない！と嘆く日々を送っていたのです。

そこで、私は家計を必死に見直し、無駄な保険料や通信費の見直しなど、できる限り節約家計になるように努めました。

いつまで経ってもお金を返済できないと感じた私は、思い切ってあるものを売却することを決めたのです。

借金返済のために売却したもの

売却を決めたもの、それは車です。

我が家はドライブが趣味と言ってもいいほど、毎週のように観光地にドライブに行って楽しみを作っておりました。

しかし、今、借金を抱える身としては、ドライブなんかで楽しんでいる場合ではありません。

当時、我が家が乗っていた車はトヨタのウィッシュ。新車で購入してからまだ3年以内で、エアロもついたスポーティーなタイプで人気が高く、私が惚れ込んで購入したほどです。

まるで、「我が子」のように可愛がり、どこにでも連れて行ってくれる家族の一員として大活躍しておりました。

「大切に乗っていた車だけれど、借金返済のためには売るしかない」

そう決意した私は、すぐに車の売却活動に動き出しました。

高く売るために決断したお別れ

何社か査定依頼を出し、その中でももっとも高い価格を提示してきた会社と連絡を取り、出張査定依頼を出しました。

出張査定依頼をすると、すぐに査定の営業マンが自宅に駆けつけてきました。「今から、お車拝見しますね」と、車をササッと査定に入りました。

営業マンは、査定額をすぐに提示。「今すぐに売却すれば、120万円で買取ります。いかがでしょう？」

購入額から考えたら、悪くはない査定額でした。

ただし、ここでYESと言うと、その場で大切な我が子を持って行かれてしまう。

でも、借金を返さなきゃいけない。

脳みそが壊れそうになるほどその場で悩み抜きましたが、ここで親の顔が目に浮かび、「はい、お願いします」と返事。営業マンに、その場で我が子が連れさられていってしまったのです。

手放したけれど得たものがある

「大切な我が子を、お金のために売ってしまった」

ちゃんと考えて家を買っていれば、こんなことにならなかった。

我が子の後ろ姿を見送りながら、涙を流して後悔したことは今でも決して忘れていません。本当に申し訳ないことをしたなと反省しております。

後悔にさいなまれながらも、3分の1の借金を返済。その後、必死に働きながら節約を徹底し、たったの1年で見事に親への借金を完済したのです。

大切な我が子は失ったけれど、借金を完済して我が家に笑顔が戻りました。その後、夫のうつ病が回復し、親元から再び独立することができました。その後、かわいい子どもが2人生まれました。

失うものもあるけれど、得たものもあった。

人生で、そんな教訓を得ることができたのです。

苦痛だったら無理しない！人生なんとかなる

「こんな家に暮らしているのは苦痛すぎる！」と、ストレスを抱えながら暮らしているあなたへ伝えたいことがあります。

それは、苦痛を抱えながら住み続けると、病気になる可能性があるということです。

我が家は2人してノイローゼとなり、夫はうつ病を発して会社も辞めざるを得なくなりました。我慢しすぎると、精神をも病んでしまうということです。

たしかにたくさんのお金を失いました。それでも、お金は後から働けばまた戻ります。必死に働いて、無駄なものを節約し、家の中を整理することで、お金を生み出すことができます。

でも、メンタルを病んでしまうと、なかなか回復するのは難しいです。

最悪、人生を棒に振ってしまいたくなるほど病んでしまうことになりかねません。

お金がないから売れないと我慢していたら、ぜひ、身近な人にまずは相談してみてください。

借りたお金は返せばいいのです。

人生、一時期お金を失っても、自分を信じて生きていれば、なんとかなります。

苦痛すぎて我慢して過ごしているあなたに、我が家の体験談が少しでもお役に立てたなら幸いです。